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泌尿器科

泌尿器科のご案内
診察内容

     当院では泌尿器科全般にわたる疾患に対処します。積極的に最新の治療を取り入れ、患者さんに優しい医療が行えるよう、 心がけています。また病状をわかりやすく説明し、治療の必要性・安全性を理解していただくよう努めています。
     手術においては、2018年6月に、da vinci(ダビンチ)によるロボット支援下手術が導入され、積極的に行っています。
     最近のトピックスとしては、前立腺がん診断に関しては、2023年4月に、県内で初めて、MRI-超音波融合標的生検システムを導入しました。 従来の前立腺生検と比べ、MRI画像と超音波画像を3D融合した生検装置を使用することで検出率が向上します。 不必要な生検を減らし、より適切な治療法の選択が可能になります。
     今年の4月から、常勤医が一人増えました。より一層充実した地域医療を提供できるように努めます。


①前立腺がん治療に関しては、手術、放射線療法、薬物療法を行っており、小線源治療、重粒子線治療以外のすべての標準治療に対応可能です。手術は、ほぼ全てがロボット支援下手術です。

②尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂尿管がん)に関しては、手術、薬物療法を中心に行っています。手術は、経尿道的手術から、腹腔鏡手術、ロボット支援下手術まで、低侵襲治療を広く行なっています。薬物療法も、すべての標準治療が可能です。

③腎臓がん関しては、手術、薬物療法を中心に行っています。手術は、腹腔鏡手術、ロボット支援下手術による低侵襲手術から、大きな腫瘍に対する開腹手術まで行っています。薬物療法は、分子標的薬から免疫チェックポイント阻害薬まですべての標準治療が可能です。

④尿路結石に関しては、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、経尿道的尿路結石破砕術(TUL)、経皮的尿路結石破砕術(PNL)とすべての砕石手術が可能です。サイズが大きかったり、従来の方法では難しい場所にあったりする腎結石に対しては、経皮的経尿道的同時破砕術も積極的に行っています。

⑤前立腺肥大症に関しては、薬物療法で効果が得られなければ、経尿道的前立腺切除術を行います。

⑥女性の骨盤臓器脱に対しては、再発率が低くて、患者さんの満足度が高い、メッシュを用いた仙骨膣固定術を積極的に行っています。2023年2月からは、ロボット支援下仙骨膣固定術を開始しています。


ロボット支援下仙骨膣固定術

MRI-超音波融合標的前立腺生検システム
【 2019-2022年 診療実績 】
2019年 2020年 2021年 2022年
総手術件数 651 780 655 647
ESWL 104 83 72 89
ダビンチ総数 72 51 42 40
 前立腺 57 44 33 26
 腎(全摘) 12 5 7 1
 腎(部分切除) 11
 腎盂 - - 2 2
 膀胱 3 2 0 0
腹腔鏡総数 20 18 26 33
 腎(尿管)悪性腫瘍 19 16 10 18
 その他 1 2 16 15

主な手術実績

2019 2020 2021 2022 2019 2020 2021 2022
根治的腎摘出術 16 19 8 7 TUR-P 42 38 15 32
腎部分切除 12 5 7 11 TUR-BT 86 93 100 100
腎尿管全摘除術 4 1 2 12 TUL 34 56 53 48
根治的
前立腺全摘除術
57 44 34 26 副腎摘除術 0 2 1 1
膀胱全摘除術 4 2 0 2 前立腺生検 120 135 111 113
膀胱部分切除術 0 0 0 0 ブラッドアクセス 55 85 82 86
尿路変更術 4 2 1 2 CAPD 1 1 0 1
仙骨腟固定術 3 6 12 11

※2013年よりf-TUL開始
  2014年より腹腔鏡下前立腺全摘術開始
  2015年より腹腔鏡下膀胱全摘術開始
  2018年9月よりロボット支援下前立腺全摘術開始
  2019年3月よりロボット支援下腎部分切除術開始
  2019年4月よりロボット支援下膀胱摘術開始
  2021年4月よりロボット支援下腎盂形成術開始


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浅井 聖史
宗宮 快
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