腎臓内科のご案内
診察内容
腎臓内科では、腎炎、ネフローゼ、腎不全などの疾患の診断、治療を行っております。
腎臓病は症状に乏しい場合も多く、検診などで検尿異常を指摘されて、初めて気づくこともあります。
腎臓病は症状が出現した時点ですでに進行していることも多く、普段から検診などを受けて、
腎臓病の早期発見に努める必要があります。
新居浜市内だけでなく、東予地区全域から患者さんをご紹介いただき、糖尿病性腎症などの疾患から、
血管炎などの難治性稀少疾患などの疾患の診断治療も幅広く行っております。また、
救命のための集中治療を要する患者さんには、各専門科からの依頼により急性血液浄化などの治療も担当し、
炎症性腸疾患や膠原病などの難治性症例に対するアフェレーシス療法、
がん性腹水のある患者さんに対して腹水濃縮再静注療法なども積極的に行っております。
診断治療困難な疾患や腎移植については、愛媛県立中央病院や愛媛大学医学部附属病院、
岡山大学病院などと連携して対応しております。
【 2023年度 診療実績 】
診療内容 | 件数 | 診療内容 | 件数 | |
---|---|---|---|---|
HD新規導入 | 34 | 腎生検 | 13 | |
PD新規導入 | 0 | 検 査 結 果 |
IgA腎症 | 4 |
HD新規導入患者原疾患 | 腎硬化症 | 1 | ||
糖尿病性腎症 | 11 | 糖尿病性腎症 | 1 | |
腎硬化症 | 10 | 膜性腎症 | 1 | |
その他 | 6 | 腎ヤミロイドシス | 1 | |
不明 | 7 | IgG4関連腎臓病 | 1 | |
HD延べ患者数 | 114 | 不明 | 3 | |
PD患者数 | 5 | |||
腎移植 他院紹介 | 0 | |||
腎臓病教育入院 | 17 |
外来のご案内
肥満症外来のご案内
当院では、2025年7月から肥満症外来を開設しています。受診を希望される場合は、以下の健康保険適用対象者および治療スケジュールをご確認のうえ、予約専用電話よりご予約をお願いいたします。
また、かかりつけの医療機関がある場合は、かかりつけ医に相談のうえ、紹介状をご持参ください。
紹介状をお持ちの場合は、当院の地域連携室にてご予約をお願いいたします。
- 肥満症外来の紹介
- 担当医師
- 診療曜日および時間
- 予約方法
- 健康保険適用対象者
- 治療のスケジュール
「肥満」とは、「太っている状態」を指す言葉で、病気を意味するものではありませんが、
「肥満」に伴い健康を脅かす合併症がある場合「肥満症」と診断され、
医学的な減量治療の対象となります。
「肥満症」を放置すると、さらに悪循環を招き、
健康障害に伴って平均寿命が短くなるという報告があるため、
軽く考えず治療を受けることが大切です。
当院の肥満症外来では、健康保険を使用し、管理栄養士の指導のもと、
患者さんのライフスタイルに合わせた食事療法、運動療法を実施のうえ、
肥満治療薬(持続性GIP/GLP-1受容体作動薬)を用いて、
効果的な体重減少を目指します。
※美容目的のダイエットを希望されている方の診察は行っておりません。
金尾 浩一郎
完全予約制 毎週水曜日 14:00~16:00
・予約専用電話番号:0897-37-7119 対応時間:当院診療日 14:00~17:00
※紹介状をお持ちの方
・地域連携室:0897-37-7133 対応時間:当院診療日 8:30~17:30
高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断がなされ、薬物療法を受けている方で、 ①または②に該当する方が対象となります。
①BMIが35Kg/㎡以上
②BMIが27Kg/㎡以上であり、肥満に関連する健康障害(※)を2つ以上有している
※肥満に関する健康障害
・耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)
・脂質異常症
・高血圧
・高尿酸血症、痛風
・冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症等)
・脳梗塞
・非アルコール性脂肪性肝疾患
・月経異常、女性不妊
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満低換気症候群
・運動器疾患(変形性関節症(膝、股、手指)、変形性脊椎症等)
・肥満関連腎臓病
以下のスケジュールで治療を実施します。
① 問診のうえ診察を行い、治療計画を立てる
② 管理栄養士による栄養指導を2ヶ月に1回実施し、これに沿った食事療法、運動療法を6ヶ月間実施
③ ②で効果が不十分と判断された場合、肥満症治療薬の投与を開始(最大投与期間72週)
④ 投与開始後3~4ヶ月までは毎月診察を実施
⑤ その後は、2~3ヶ月に1回以上の診察と管理栄養士による栄養指導を実施
※診察の際に肥満症治療薬の効果を確認し、改善が認められない場合は投与を中止します。
医師紹介
堀元 直哉金尾 浩一郎