高性能 全身血管撮影装置
『Alphenix (バイプレーンアンギオシステム)』
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全身の診断・治療に対応する血管撮影装置を導入しています。
2つの撮像装置を搭載したバイプレーンというシステムで、一度に2方向(正面・側面)から撮影を行うことができます。
それにより立体的に血管走行を観察でき、短時間で高効率な診断・治療が可能です。
画像処理技術により詳細な血管の形状・流れや3D画像を短時間で撮影・確認可能です。
また、従来装置に比べ少ないX線量で撮影可能ですので、患者さんの医療被ばく低減にも貢献するシステムです。
『Angio-CT システム』
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血管撮影装置と80列CT装置を組合せた「Angio-CT」システムを導入しています。
血管撮影装置とCT装置が同室に設置されており、両者の利点を組み合わせたIVRが施行可能です。
また、画像処理技術により詳細な血管の形状・流れや3D画像を短時間で撮影・確認可能です。
従来装置に比べ少ないX線量で撮影可能ですので、患者さんの医療被ばく低減にも貢献するシステムです。
【 2019年度、2020年度実績 】
放射線IVR科 IVR件数 | |
---|---|
2019年度 | 215件 |
2020年度 | 200件 |
脳神経外科
主に脳動脈瘤や脳腫瘍を診断する検査を行っています。
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① 脳血管を造影し連続撮影することで、血管の形や流れを見ることができます。 (→: 動脈瘤)
② 3D画像により動脈瘤(→)の形や大きさを詳しく見ることができます。
③ 3D画像により腫瘍(→)に関係する血管を詳しく見ることができます。
④ CTのような断層画像から、腫瘍(←)の位置関係を見ることもできます。
循環器内科
主に冠動脈疾患の診断・治療、ペースメーカー留置を行っています。
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① 心血管を造影し連続撮影することで、血管の形や流れを見ることができます。 (↓: 狭窄部)
② 心内腔を造影(↓)し連続撮影することで、心臓の動きを見ることができます。
③ ペースメーカー(↑)留置後の画像です。
④ 3D画像により血管狭窄部(←)の形や長さを詳しく見ることができます。
放射線IVR科
主に肝腫瘍や透析用シャント血管の診断・治療を行っています。
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① 肝血管を造影し連続撮影することで、腫瘍を濃染させて見ることができます。(←: 腫瘍)
② 3D画像により腫瘍(→)に関係する血管を詳しく見ることができます。
③ CTのような断層画像から、腫瘍(↑↓)の位置関係を詳しく見ることができます。
④ 透析用シャント血管を造影し連続撮影することで、血管の形や流れを見ることができます。(↓: 狭窄部)