マンモグラフィ検査とは
マンモグラフィは乳房専用のX線装置を用いた検査です。
乳房の中をはっきり写し出すために、乳房を片側ずつ装置ではさみ圧迫し薄く平らにし撮影します。
圧迫する際に痛みを感じる事がありますが、力を抜いてリラックスする事で痛みが軽減します。
それでも痛みが強い場合は我慢せずに申し出て下さい。
乳房を圧迫し薄く均等にひきのばす事で、微細石灰化や非触知の乳癌を明瞭に写し出す事ができます。
ただし、乳腺の量が多い人(月経周期や授乳歴にも影響される)は、正常乳腺自体が白く写るため、腫瘤が 隠れてしまうという欠点があります。
X線検査であるので妊娠中の人は基本的には受けられませんので、検査の前に申し出て下さい。
デジタルマンモグラフィ装置の普及に伴い
当院においても、H21年7月13日よりデジタルマンモ装置が稼動しています。
マンモグラフィ撮影の流れ
通常4枚の画像を撮影します
乳がん症例
腫瘤 石灰化
マンモグラフィ検診施設画像認定
マンモグラフィ検診施設画像認定を取得しました
乳がんは早期発見して適切な治療を受ければ、ほぼ完全に治すことができます。
早期発見のためにマンモグラフィ検診の導入が進められていますが、良い検診および診療には、高い撮影技術と高度な読影力に加え、撮影する装置や読影を行うモニターの精度管理が適切に行われている必要があります。適切な精度管理が行われているかどうかの判断材料の一つとしてマンモグラフィ検診施設画像認定があります。
施設画像評価とは
乳房撮影装置は日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たし、かつ、線量3mGyで画質基準を満たしている事が要求されていますが、撮影装置が仕様基準を満たしていてもその使い方や各種パラメータ、画像表示系によって、思いがけない画質になる可能性があります。
そこで、日本乳がん検診精度管理中央機構がマンモグラフィ検診の精度を高め、それを維持するために撮影装置や実際に撮影された写真、撮影に要したX線線量やモニターの管理などを評価し検診に必要とされる基準を全て満たした施設を認定施設とするものです。
この評価は3年間有効で、3年毎に再評価を受ける必要があります。
当院では平成26年7月より「マンモグラフィ検診施設画像認定」を取得し、より精度の高いマンモグラフィ撮影のために、日々日常点検を行っております。
また、当院のマンモグラフィ検査を認定技師(すべて女性)
が撮影させて頂きますので、安心して受診して頂けます。
マンモトーム生検
マンモトーム生検が行えます
マンモトーム生検は局所麻酔下で行われ、生検のための小さな傷(約4mm以下)が1つだけで縫合は不要です。
傷跡は1~2カ月程度でほとんど目立たなくなります。
細胞診やバネ式針生検よりも情報量が多く、より確実な診断をすることができます。