PET-CT
PET-CT(FDG)検査とは
がん細胞、炎症細胞が正常細胞に比べて、より多くのブドウ糖を細胞に取り込む性質を利用した検査です。
画像では、病変部は光って見えたり、黒く見えたりします。放射性同位元素(18F)を含む、
ブドウ糖に似た放射性医薬品(FDG)を静脈注射します。注射後60~90分経つとFDGが全身にいきわたり、
この時のFDGの分布状態(つまりブドウ糖の代謝)を撮像し、画像化・定量化(数値化)して検査します。
『PET-CT キヤノンメディカル Celesteion』
PET撮像と同時にCT撮像も行い、PET(代謝機能画像)+CT(形態画像)の2種類の画像を組み合わせることで、 より正確な診断が可能となります。PETのみの画像では病変の存在は分かりますが、部位が分かりづらいため、 CT画像と重ね合わせることによって、病変の部位(範囲)が容易に分かるようになります。
安全性と危険性について
軽度な副作用として気分不良、発熱、嘔吐、血圧低下等の報告が極稀に(全体の0.2%)ありますが、
重篤な副作用(死亡、ショック等)の報告は現在ございません。
被ばく線量として当院ではPET-CT検査撮像ガイドラインを遵守した、
投与量(PET)、出力線量(CT)により検査を実施しており、
身体に影響を及ぼすことはありませんのでご安心ください。
また、装置管理は、日常点検、定期的なメンテナンス実施により安全性および性能を担保しています。
当院では、核医学専門技師が在籍しており、安全で質の高い核医学検査を実施しています。
質問等がございましたら、遠慮なくスタッフにお申し出下さい。
糖代謝の盛んな脳、肝臓、また、FDGは尿として排泄されるので、腎臓、膀胱等が正常でも集積像として見えます。
医療機関用 紹介・予約書類
PET-CT(FDG)検査について (PDF)
PET-CT(FDG)検査 予約申込書 (PDF)
PET-CT(FDG)手術・麻酔・検査・治療説明書、同意書 (PDF)
PET-CT(FDG)検査の流れおよび注意事項 (PDF)
PET-CT(FDG)検査保険適用確認書 (PDF)